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恵比寿潜酔会のブログ

ダイビングフェスティバル2019に行って来ました。

以前に東京ビックサイトで開催されていた「ダイビングフェスティバル」、入場を有料にしたあたりから入場者がぐっと減り、結果消滅。DIVE BIZ SHOWという業界関係者向け展示会に形を変えていましたが、9年ぶりに復活しました。
ブース数約40という開催概要から見てさほど大規模ではないことはすぐ分かりますが、さてどんなものかと、行って参りました。

 

1.あっさりしすぎる案内

開催場所は、TEPIAという先端技術の展示を行っているところで、地下鉄銀座線外苑前駅から徒歩4分、秩父宮ラグビー場と神宮球場の間にあります。新国立競技場もすぐそばの、良い立地です。

外苑前駅には特にポスターも出さず、TEPIAの場外案内板にも掲示なし、入口近くでプラカード持ちが1名のみと、ずいぶんあっさりです。

 

TEPIAの屋外案内板

入口を入り会場のある3Fに上がると、手続き待ち客はほぼ無。「入場規制中」の看板も用意されていましたが、どうも出番はなさそうな感じです。

受付カウンター
受付カウンター

受付を済ませ「さあ、写真を撮りまくるゾ!!」と思ったら、何と「会場内撮影禁止」の看板が!!写真を撮られて困るようなものはないと思いますが、場内の人の動きを乱さないための措置でしょうか。次回からは解除してほしいものです。

会場入口に「撮影禁止」の看板!

2.気になったもの

入口を通ってまずあるのは水中造形センターブース。当然宣伝するのはマリンダイビングフェア、これは懐かしいですね。以前と変わらずです。この後の各ブースの紹介写真が撮れないので、自宅に戻ったあとでパンフを撮影しここに掲載します。

(1)SEA&SEAの新コンパクトカメラセット

フィルム時代からコンパクトカメラとハウジングのセットを出していたSEA&SEAですが、今度の新作はリコー・ペンタックスのOPTIOシリーズ利用のもの。今までなかなかありそうでなかったものなので、これ1台で陸上も水中も山も対応可能かな、と思えます。

SEA&SEAの新作コンデジセット
SEA&SEAの新作コンデジセット

(2)小さな安全カッター

EEZY CUTという小さなカッターです、太いロープは難しいと思いますが、絡まった糸を切るならこれで十分、刃が外に向いていないので、とっさに掴んでも怪我をしにくいと思います。仕事でも使えそうです。

小さな安全カッターですね。
小さな安全カッターですね。

(3)PNGだけじゃなくなったPNGジャパン

以下の写真に写っているパンフ、ニューギニア、フィリピン、サモア、ソロモン、クック諸島(ニュージーランド自治領)、トンガと、結構色々ありますが、これ全てPNGジャパンのブースです。いつの間にか多角化していたのですね。昨年の「ツーリズムエキスポ」報告で、沖縄ツーリストがニュージーランドツアーの宣伝をしていたのにびっくりしましたが、またびっくりです。

これ全てPNGジャパンブースのものです。
これ全てPNGジャパンブースのものです。

(4)ウェアも売るFish Eye

Fish Eyeが何とカメラハウジング・用品以外のものを扱っているのにびっくり!何と、ドライスーツのインナーとして着る電気ウォーマーです。ベストの中に、工業用ヒーターとほぼ同じものが入っているそうです。

電気ウォーマー
電気ウォーマー

(5)水中ドローンカメラ

エポックワールドのカタログを見てびっくり!何と水中ドローンカメラです。ドローンと言えば空飛ぶもの、というイメージが強いですが、そんな時代はあっという間に去っていくのかもしれません。「ダイビングライセンスを持たない水中写真家」が登場してくるのも時間の問題かもしれません。

水中ドローンカメラ
水中ドローンカメラ

(6)eラーニングがやってきた!

最近、各種教育に活用されることの多い「eラーニング」。皆さんも職場での教育でこのシステムのお世話になることが多いかと思います。ダイビングでも、初心者教育・Cカード取得用教育にはしばらく前から利用されているそうですが、水中写真教室に、著名カメラマンが指導してくれるeラーニングが登場です!自分も申し込んでみようかな・・・。

水中写真教室のeラーニング
水中写真教室のeラーニング

3.最後は飲み物と引き換え

展示を見終わった後は、入場時に渡されたアンケート用紙に回答して提出です。これと引き換えに飲み物1本が出ます。缶コーヒー、お茶等、複数種から選べます。これがマリンダイビングフェアとの違いになっていくのかな???

4.最後に

東京ビックサイト開催末期よりも小規模で再開しましたが、今後どんな方向を目指すのか、来年以降も継続するなら手探りだろうと思います。マリンダイビングフェアと同じ趣向にはならないでしょうし、筆者もそれを期待します。

文責:折原 俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)