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地球の潜り方

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その10 =フィンキック矯正=

 皆さんは、自分のフィンキックに自身があるだろうか。

 いわゆる「自転車漕ぎ」は悪いキックと習うはずだが、ダイビング3誌を見ても、フィンキックに関する記事が結構出ているところを見ると、フィンキックを矯正する必要のある人がかなり多いのであろう。

 筆者自身どうかというと、けっして上手くはないが、自転車漕ぎとも言われたこともないので、まずまずではないかと自分では思っている。上手くはない中で、週1回の水泳で自分のキックを見直すようにしている。
 以下は、筆者流の水泳を通してのフィンキック見直し法である。水泳のキックとダイビングのフィンキックでは違うところがあるので、参考にならない部分もかなりあると思うが、「脚を効果的に使う」観点から、僅かでも参考になれば幸いである。
 なお、読者各位の中に水泳講師の方がいらっしゃって、もし「こんな矯正法嘘だ!でたらめだ!」という点があったら、その部分は勘弁願いたい。また、水泳教本等との相違があっても勘弁願いたい。あくまで筆者の体験的矯正である。

1.ビート板にバタ足のみで泳いでみよう
 手にビート板を持ってバタ足のみで泳いでみよう。自転車漕ぎキックの人であっても、プールで泳ぐ時でも自転車漕ぎキックになっている人はあまりいないであろう。
 まずは自分流でキックをしてみて、その後で脚をピンと伸ばすことを意識してキックをしてみよう。ここで、脚をピンと伸ばすことを意識した状態の方が非常に速く泳げるか、体の安定感が著しく異なるのであれば、自分流に問題があると思った方がよいだろう。
 詳細は水泳の本を読んで頂くとして、一生懸命にキックをしているのに速く進まないという方の原因として、以下のようなものが考えられる。

a)脚が空中を蹴っている
 脚を大きく動かすあまり、空中を蹴るかのような動きになっていることが考えられる。
b)膝が曲がっている
 いわゆる、膝が悪い状態で曲がってキックしていることが考えられる。
c)腹筋が著しく弱い(こればかりは鍛えないとしょうがない)

2.脚を楽にしてバタ足で泳いでみよう
 脚をピンと伸ばした状態を意識して泳ぐと非常に疲れるはずである。筆者も以前はこれに近い状態で、平泳ぎに比較して自由形で泳ぐと極端に疲れたものだ。
 よって、楽に泳げるように、脚を”楽”にしなければならないが、ここで元の悪いフォームに戻っては意味がないので、以下の点に注意してみよう。

a)脚を高く上げることを意識しない。
b)脚を水面付近から蹴りおろす感じでキックする。
c)脚を鞭と思ってキックする。(自然と膝が少し曲がる筈)

 いろいろ試していくうちに、脚に少し抵抗はかかるが速く進むフォームが見つかる筈である。この部分が最も効率的なフォームと考えられる。

3.楽なリズムを見つけよう
 自由形で泳ぐ場合、腕の一掻きの間で何回キックするかはその人によって最適な回数が異なる。また、体型は皆異なるので、最適な脚の動きは人それぞれの筈である。
 勿論速く泳げるにこしたことはないが、それ以前に自分にあった感覚を掴むことが必要である。比較的小刻みなキックが楽か、そうでないか、いろいろ試してみよう。

4.注意点
 プールに行けば、水泳部風の人(=上手い人、速い人)が泳いでいると思う。このような人たちの脚の使い方は非常に参考になるので、盗み見して真似してみるのもよいだろう。但し、本稿の主旨は「楽に無駄なく」であって速さを追求しているものではないので、必要以上に競泳を意識する必要はないと思う。
 なお、盗み見する際にはさりげなく行おう。あまりジロジロ見すぎて変質者と間違われないように!!

 以上

文責:折原 俊哉(会員)

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