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地球の潜り方

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その22 =番外編:世界旅行博2005=

 最近になり新聞やテレビで取り上げられるようになったイベントに、「世界旅行博」がある。この博覧会は入場無料ではなく、また、招待券も業界向けのものはあるが一般向けにはなかなか出回らない。(ネットオークションでは出ている様子だが)
 それでも、ほぼ世界中の地域から出展があるのが魅力で、筆者の場合は自分自身の他に両親向けの旅行情報(主に欧州、オセアニア)も収集する目的で、数年前から毎年行くようにしている。

 以下は、今年(2005年)の世界旅行博のうち、主にダイビングに関連する地域と移動手段に関連する報告である。(入場日:9月24日)

1.会場と雰囲気
 会場は東京ビックサイトである。今年は東1~3ホールを使用した。最近ジリ貧傾向にあるダイビングフェスティバルよりはかなり会場が広く、池袋で開催するマリンダイビングフェアよりも広いのだが、一つのブースがかなり広いので、マリンダイビングフェアのような混雑は感じない。
 客層はダイバー主体ではなく「老若男女」全てである。それこそ制服姿の高校生までいるくらいである。ダイビングフェスティバルやマリンダイビングフェア程ではないが、アンケート、抽選会、試飲コーナー(カクテルやコーヒーなど)があるので、多少これらと似た雰囲気がある。旅行博であるから旅行会社や航空会社はもちろん出展している。
 「マリンダイビングフェアからダイビングの内容を大幅に削り欧米やアフリカを加えた様な雰囲気」と言えば大体の感じはつかめると思う。

2.各ブース報告
 それでは各ブースの報告といこう!
注)写真の日付が9月23日になっていますが、これはカメラの日付設定の間違いです。お詫びします。

(1)ハワイ

 絶対に無いことはない”永遠のあこがれ”ハワイです。アメリカ合衆国ブースからは独立しています。白基調のブースでステージ有り、定番観光地の威信をかけてみすぼらしいブースは作れません!ステージプログラムの他に、クイズラリー(というかキーワード探し:北マリアナブースの真似か?)や女性誌モデルのサイン会まで設定していました。


(2).ミクロネシア連邦

 昨年比2倍の大きく立派なブースになりました。この中が4箇所に区分されており、ヤップ、チューク、ポンペイ、コスラエそれぞれの宣伝コーナーになっていました。この中でコスラエだけがちょっと寂しいのでありました。(殆どツアーがないから仕方ないか・・・)
 このブースには、本年5月にお世話になったYAPダイバーズのガイドである松岡秀樹氏がおられ、4ヶ月ぶりに再開したのでした。


(3).グアム

 何だ!この行列は・・・。これは全てダーツゲームの順番待ちです。北マリアナもそうですが、ここも定番観光地!毎年「ゲームもの」で集客します。筆者は見ただけでとても並ぶ気にはなりませんでしたが、近場観光地の威力か、皆景品を狙うんですねー。
 なお、今年はステージプログラムにファッションショー(水着じゃないよ)がありました。


(4)日本航空

 ビジネスクラスのシート(フラットシート)を全面に出し、後はJALツアーズのパンフレットを並べていました。日本航空以外にもノースウェスト航空やコンチネンタル航空が同様の展示でした。


(5)ノースウェスト航空

 最近連邦破産法第11条の適用申請を出しましたが、ブースにはそんなことは何も出しません。何しろ、ワールドパークス会員には「競争力を持つ新しい時代の航空会社へと変革するための第一歩として連邦破産法第11条の適用申請を出した」旨のメールまで出していますから。「申し訳ありません」などとは一言も言わない。これもお国柄なんでしょうねー。


(6)コンチネンタル航空

 新ビジネスファーストシートが寂しげに(?)置かれていました。隣の全日空ブースと比べるとずいぶんと質素でした。


(7)全日空

 他社がビジネスクラスシートを全面に出す中で、全日空だけは違っていました。全面に出すのはスマートeチェックイン体験サービス兼くじ引きコーナーでした。筆者も体験しましたがくじ引きはもちろん外れでした・・・。くじ運のなさをまたまた実感したのでした。
 ビジネスクラスシート(New Style Club ANA)も出してはいましたが、あくまで脇役でありブースの奥に置いてあったのでした。
 でも、国際線のe-ticketはそんなに珍しいかなー?全日空が特に進んでいるとは思えないし、「何で今頃こんな・・・」と思う人もいるんじゃないかな。


 (搭乗券がくじになっています。国際線用機内誌が置いてあったので英語頁を見ると、”TRAIN MAN”という題の記事あり。そう!これは”電車男”の紹介記事なのだ!)


(8)北マリアナ

 ここも定番!スタンプラリー集客。12月の月例会(ロタツアー)でお世話になる予定のショップとホテルのパンフも置いてあったのでした。ハワイやグアムもそうですが、定番観光地のブースは、内部を観光局や各ホテルなどのコーナーに細かく分ける構成です。


(9)ニューカレドニア

 ここ数年以上、この博覧会や、ダイビングフェスティバルやマリンダイビングフェアでもそうですが、ブースのデザインが殆ど変わりません。遠目にみてもすぐにニューカレドニアコーナーと分かりますが、ポスターまで変えていないので少々古さを感じます。そろそろ少しイメージを変えてもいいのでは?(ポスターに出ている青い水着のモデルのお姉様は今頃どうしていることやら・・・)


(10)フィジー

 ニューカレドニアブースの隣です。人があまりおらず少々寂しい・・・。でもフィジーはいいところです。筆者も行ったことがあります。大きな島(ナンディのあるビチレブ島)から秘境リゾートまで揃っています。英連邦の国で車の通行方向も日本と同じ(右ハンドル)なので、仮に車を借りることがあってもあまり違和感がないはずです。「BULA! BULA!」と元気にやってほしいものです。


(11)マーシャル諸島(写真ありません・・・)
 ダイバーを含む一部客層に人気の場所ですが、ブースは至って簡素なモノ。MDAの吉居さんはもちろんいらっしゃいましたが、ブースの中では他のスタッフに指示を出すか、パソコンに向かってなにやら作業中。ゲストと話す暇などあまりなさそうで、かなり忙しそうでした。

(12)沖縄
 沖縄も独自ブースを出して”ミス”を動員していましたが地味でした。隣接してDFS沖縄のブースがありましたが、こちらは抽選会を行っていたので結構人が集まっていました。


(13)パラオ

 ダイビングフェスティバルやマリンダイビングフェアとは違って少々寂しいブースです。この博覧会の性格上仕方がないでしょう。でも筆者はこれで良いと思います。パラオはグアムやサイパンとは違うのです。


(14)スリランカ

 この人だかりを見よ!しかも何か食べている様子。そうです。写真では分かりにくいのですが、無料サービスのケーキを食べているのです。でもケーキを食べられるのは新婚さんだけの様子。
(どうやって判別するのかな?)


(14)モルディブ

 ダイバーでなくとも行きたくなるモルディブです。結構広いブースでした。イメージガールも動員です。それにしても、あのイメージガールは4月に選ばれた「ハネムーンベイビーさん」と同一人物なのかな?


(15)フィリピン

 立派でムードあるブースです。この中はマッサージコーナーです。(写真17)しかもフィリピン産コーヒー試飲までありました。フィリピンでコーヒーというのはちょっと結びつきにくいですが、フィリピン北部の高地ではコーヒー園がかなりあるとのことです。
 以前からそうですが、スパ、マッサージ体験コーナーは結構な人気です。フィリピン以外にタイのブースなどでも行っていました。



(16)パプアニューギニア

 狭いブースではないのに、カタログを並べる以外にあまりこれといった特徴はありません。飛行機が週一便というのがネックなのかもしれません。あと、かつて旧陸海軍が戦った土地というイメージが強いのかもしれません。でもエビ潜の皆さんはなるべくマダンに行きましょう!ミス・ノザキ(ピーちゃん)が待っています!


(17)旅行会社ブース

 最も大きいのはH.I.S.でした。「旅行占い」なるものまでありました。その他有名どころではJTB、近畿日本ツーリスト、NOE、グローバルツアーズが出展していました。


3.その他

 この博覧会には、殆ど観光客が行かない国々もブースを出しています。今年、筆者の目にとまったのはサモア(旧西サモア)でした。狭いブースですが、日本人説明員までいて紹介DVDまで配付していたのでした。

 以上、長くなりましたがこれにて報告まで。


 おわり

文責:折原 俊哉(会員)

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