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地球の潜り方

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その63 食事part3-ダイビングサプリはあるのかな?

拙著その15(2004年)とその58(2017年)で食事を取り上げた。今回も食事を取り上げたいと思う。ただし、今回は普通の食事ではなくサプリメントである。

拙著その15の最後の方で”スポーツ直前の食事・軽食として、「素早くエネルギーに変換される」ことも重要な要素になる”と書いた。果物で真っ先に思い浮かぶのはバナナである。あとは、ゼリー飲料である。

# バナナは日持ちしないし、ゼリー飲料は今や国際線機内に持ち込むのは困難であろう。錠剤のサプリメントでダイビング用はあるかと思い、調べてみた。

すると、2007年にAIGエムという会社がダイビング専用サプリ「Diving Supple」を発売したようだが、現在の同社HPを見ると載っていない。残念なことに現在は売っていないようである。

2007年当時の宣伝は以下のようなものである。(以下の青色字)

AIGエムは、スキューバダイビング専用サプリメント「Diving Supple」を発売した。良質なアミノ酸が豊富に含まれており、ダイビング後の疲労感などに効果があるとしている。1箱6包(3回分)入りで、価格は998円。全国のダイビングショップや量販店、インターネット通販サービス「サプリメントダイレクト」で販売する。

ダイビングサプリは、「ダイビングの翌日に疲労を残したくない」「強い日差しによるUVが気になる」といったダイバーの声に応えようと開発された。アミノ酸4,500mgに加え、コエンザイムQ10やルテイン、コンドロイチンなどを配合しており、疲労回復や日焼け対策に効果があるという。

現在、AIGエムでは「サーフサプリ」というものを売っている。宣伝は以下のとおりである。(以下の緑色字)

豊富なアミノ酸が筋肉を良い状態に保ち、つらいパドルも楽々。さらにα-リポ酸、ハイチオン、CoQ10など強力なアンチエイジング成分で強い日差しによるUV対策を。またグルコサミン、MSM、コンドロイチンなどが身体のふしぶしをスムーズにします。サーフィンしながら脂肪を効率よく燃やし、サーフィンに適した引き締まったボディ作りを手助けます。

共通するのは疲労回復、脂肪燃焼は海用でなくてもサプリに共通、海用に特色あるものとしては日焼け対策のようである。

# ダイビングサプリだから、「減圧症予防」みたいなものが入っているかと思ったら、そのようなものではなかった。でも、疲労は減圧症のきっかけになるので、そのような意味では「広義の減圧所予防」と言えるのかもしれない。

酔い止め薬のような「即効的な薬」としての「減圧症予防成分」なるものはないので、ダイビング医学と食品学は、まだまだ発展余地ありなのかと思った次第である。

注:写真と本文は関係ありません。

文責:折原 俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)

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