地球の潜り方
その76 忘れ物、落とし物
日常生活で、あるいは旅行や出張で、忘れ物、落とし物はどの程度するだろうか?個人差が相当にあることは想像に難くない。
時たま、芸能人・有名人で「旅行に行くと必ず忘れ物をしてくる」と言う方がおられるが、果たしてそんな人はどのくらいの割合なのであろうか・・・と、ダイビングの場合はどうだろうか?結構値が張るものが多いので、紛失したら結構大変である。
筆者もダイビングで忘れ物、落とし物や、どこにしまったか忘れてしまった等々は複数回経験している。
忘れ物、落とし物防止のためには
・携行品一覧を作っておいて出発前や帰宅前に確認する。
・身体から離さない。
上記が有効だと思うが、起きるときは起きてしまう。
1.スノーケル紛失
伊豆某所に日帰りで行った際、どうも帰路の送迎バス時間に気をとられたようで、自宅に戻ってきた後でスノーケルがないことに気が付いた。
これをきっかけに、携行品一覧を作るようになった。
2.水中ライトを落としてしまった
ミクロネシア某所、ボートダイブでエキジット直前、気持ちの悪そうな人を先に通すためにカレントロープから手を離した際に、スルッとライトのストラップが抜けてしまい、水深35m以深に落下し、「諦めてください」とガイド氏に言われ泣く泣くそのまま。
3.Cカードの紛失
ダイビングフェスティバルがまだ東京ビックサイトで開催されていた当時のことだが、何らかの目的で(詳しいことはもう忘れてしまった)Cカード持参要だったので、財布の奥に入れていった。
帰宅後にこれを忘れてしまい、その後のダイビングで「Cカード紛失」と大騒ぎをしてしまい、Cカードを再発行してもらった。財布の奥に入れたCカードに気が付いたのは、それから10年以上後の事であった。(従って、筆者は現在、同じランクのCカードが2枚ある。)
4.水中ライト紛失
沖縄県某所、ボートダイブであったが、そのボートでは、フックを付けたロープを海中に垂らしておき、エキジット直前にそのフックにカメラを引っ掛けておき、エキジット後に自分で引き上げるという方法をとっていた。
エキジット後、他のことに気を取られていたためカメラを引き上げるのを忘れ、ボートが動き出し、気が付いたらカメラ本体は外れていなかったがライトはホルダーから抜けてしまって何処かに落ちてしまった。
原因として、「他の事で気を取られる」「普段と違うことをやる」が挙げられるが、それ以外に、ダイビング後では、窒素の影響なのか、注意力が散漫になっていることも挙げられるように思う。
気を抜くと大事故・大損害になりかねないので、みなさんお気を付けくださいませ!!
文責:折原俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)