地球の潜り方

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その62 空や車窓から海を見てみると

ここ数年、仕事の都合で以前より潜れなくなった。それもあり、以前にもまして飛行機から、また列車から海を眺めるようになった。

筆者は元々地図を眺めるのが好きなので、以前より、旅行や出張の途中、島影を見ると、写真に撮り、後で地図と比較して島名を特定したりしている。これも結構楽しいものだ。

 

飛行機から見える海はきれいなものばかりではない。汚れている海や赤潮の発生している海も、嫌でも目に入ってくる。
大雨が降った後は、川から海に筋の様に見える土砂の流れが見えることもある。川の増水・洪水→土砂が海に流れる→景観変化・水底生物への影響大・・・ということなのだろう。日本でもスコールのような大雨が時々降るようになってきたので、このような景色を時々見るようになってきた。これも地球温暖化の影響なのだろう。

 

あっ、あそこきれいだな、と思っても、それは水面上からの景色なので海中景観までは分からない。潜ってみたら全く面白くもないし、流れがあり危険な場所なのかもしれない。あるいは、単にダイビングサイトとして開発されていないだけかもしれない。やっぱり海は広いのだ・・・、などといった想像をしてみるのも、悪くない。

飛行機から眼下の海を眺めていて、ダイビングサイトを開発した人もいるのだから、無駄じゃない。これも、ダイバーの楽しみの一つとしたいものである。

 

文責:折原 俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)

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