マリンダイビングフェア2022に行ってきました。
4月3日(日)に、マリンダイビングフェア2022に行ってきました。主催者変更後初めてのマリンダイビングフェアで且つ、記念すべき30回目です。さて、状況は如何に??
1.階段室を抜けるとそこは通路であった・・・
10時からの入場に事前登録したので、会場に到着したのは10時過ぎ。会場は3階にあるのに「最後尾列」が2階から始まる・・・、何で??
3階は2階と違い通路も待機所も広くないので、3階からはみ出した分を2階に伸ばしていたのでした。非常口から階段室をとおり、3階の通路を経て入場登録へ。川端康成の「トンネルを抜けると雪国であった・・・」じゃないけど、「階段室を抜けるとそこは通路で入口は遥か遠くであった・・・」なのでした。
3階通路を誘導に従って進むと、フェイスガード姿の厳しめの顔の男性が立っておりました。主催のマリンクリエイティブ社の社長、奥山政夫氏でした。ハジメマシテ!
入口に近づくと、検温と入場登録の確認のスタッフが待っていました。何処かで見た顔だよなーと思っていると、写真撮影スタッフがやってきました。誰かと思ったら、マリンダイビング誌最後の編集長だった後藤ゆかりさん!お元気そうで何よりでした。
入口は昨年と同じ、入場口の脇に「マリンダイビングフェア」と大きなロゴと写真を配置。今回はマンタの写真ですが、久米島で撮影されたものだそうです。
2.会場全体の構成は?
入ってすぐがPADIのコーナー、右手に進むとブースを抜けてステージ、反対に左に進むと、出入り口近くにマリンダイビングウェブのコーナーでブースを抜けるとmicの機材販売コーナー、という構成でした。昨年とあまり大きくは変わっていないかなあという印象ですが、ブースの最小単位が昨年とは異なるように見えるなど、もちろん違いはありました。
寂しいなあと感じるのは、現状では仕方ありませんが、リゾート地域のブースが少ないこと、国内でも八重山や恩納村が無、海外の主要なところではモルディブ、タイ、グアム、サイパン、ハワイが無いこと。入口付近でBGMでハワイアンを流していたのに、ハワイブースが無いのはねえ・・・、でした。
3.以前と変わったことは?
最も大きいのは「地球の海フォトコンテスト」がないこと。昨年は上位入賞の展示だけはあった訳ですからまずはコレ!その代わりという訳ではないと思いますが、ガイド会の写真展示は以前より立派になった感じがしました。
昨年同様ステージ近くに水中撮影機材メーカーのブースが集中配置されておりましたが、その対面には水中写真家ばかりのコーナーがお目見え!むらいさち、関戸紀倫、高砂淳二、鈴木あやの、鍵井靖章の5氏のコーナーが横一直線、このような配置は過去になかったかと思います。
この他、意外や意外ですが(筆者の記憶違いでない限り)、NAUIが初めてブースを出していました。NAUIショップとの共同ブースの形でした。
あとは、水中作業の業者さんがブースを出していました。これまでも、海面散骨の葬儀屋さんや、昨年は煙草メーカーの出展がありましたが、建築関係の出展は初めてではないかとと思います。
4.注目展示
筆者注目は2点、マレスのリブリーザー方式のレギュレータと、SCUBAJETの小型水中スクーターです。
リブリーザーというと、プロ用途をまず考えますが、マレスのリブリーザーは完全にレジャー用、最大水深もプロ用ほど深くないそうです。タンク未取付状態で背負ってみましたが、特に違和感なく背負えました。
小型水中スクーターですが、最近の水中機材は中国製が目立つので、SCUBAJET社も中国の会社かと思いきや、オーストリアの会社だそうです。価格も30万円程度と最近の水中ドローンと同じくらいの価格で、しかも旅客機で運べるようにバッテリー脱着式のものもあるというのは嬉しいですね。景気が良くなったら買う人続出かもしれません。
5.ステージプログラムに参加
今年は古見きゅう氏のトークショー「熱帯慕情」に参加しました。オープニングの写真は日本の何処かかな、とも思える写真でしたが、実際はパプアニューギニアとのこと。高砂淳二氏とはまた違った視点での自然写真を堪能しました。
古見きゅう氏曰く「写真は気合いだ!」とのこと。確かに、撮影機材の進歩で「きれいな写真」が以前より簡単に撮れるようになると、フォトコンの審査員が「きれいに撮れてるだけじゃダメ」と言う訳で、そうなると、いかに撮影機会を増やすか・見つけるかと言うことになり、そうすると「気合いだあ!」になるのは分かるような気がします。
6.今後の展望は?
とりあえずは昨年から大きく変えずに実施した感じがしましたが、今後しばらくは新型肺炎が下火になるまでの「じっと我慢」の期間かもしれません。
以上、報告でした。
折原 俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)
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