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恵比寿潜酔会のブログ

マリンダイビングフェア2023に行ってきました。

 4月8日(土)に、マリンダイビングフェア2023に行ってきました。主催者変更後2回目のマリンダイビングフェア、開催が近づいてから会場を変更し面積拡大、往時の6割くらいの面積になりました。以下はその報告です。

1.長蛇の列復活
# 昨年と同様、事前に来場時間登録を実施、会場であるサンシャイン文化会館ビル2Fに着いたのは10時05分ごろ・・・、とそこで見たものは長蛇の列~!!
通路をはみ出し屋外に伸びておりました。屋外といっても構造物の下なので雨が降っても平気ですが、事前登録でここまで列が伸びるかー!と思ったのでした。
 すでに入場は開始しており、列はそろりそろりと進みます。会場近くで一生懸命誘導・整理しているスタッフがいるなあと思ったら、それはマリンクリエイティブ社の奥山代表、代表自ら入場整理なのでした。

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2.リゾート地のブース
(1)全部復活はしていない
 往時は「海と島の旅フェア」として主要海外リゾートはブースの大小はあっても殆ど全てありましたが、今年はまだ完全復活とは言えないかなあという状況でした。
 ブースのあったリゾート地はオーストラリア(グレートバリアリーフ)、フィリピン、タヒチ、北マリアナ、パラオ、セイシェルで、ハワイやインドネシア、マレーシア、タイ、ニューギニア、ミクロネシアはありませんでした。(但し、政府観光局等の出展は無でもダイビングサービスによる紹介があった地域もありました。)
来年以降の復活を期待したいと思います。

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(2)なぜか中国語字幕のプロモーション
 セイシェルといえば、直行便がないこともあり、以前から日本人が多く押し掛けるところではありませんが、今年は単独ブースを出していました。

#プロモーション映像が流れていたので見てみると、少々違和感が??と思ってよく見ると、英語ナレーションに中国語字幕なのでありました。
「This is Chinese subtitles!」と指摘したら、セイシェル人スタッフは「Sorry!Sorry!It's small mistake!」との返事で、必死に字幕を隠そうとするのでありました。
日本人スタッフに聞くと、北京でプロモーションがあり、その帰りに日本に立ち寄る形でこのフェアに参加する予定を組んだらしいとのこと。
セイシェル人から見ると、中国も日本も漢字を使うし、同じ黄色人種で見た目は近いし、「漢字であればわかるだろう」くらいの感覚なのかもしれません。
以前は海外で「漢字の看板」を見ると日本語でしたが、今は殆ど中国語ですよね・・・。

3.ちょっと気が利く機材は中国が席捲か?

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 最近は必ずと言ってよいほど出展がある小型水中スクーター、今年もまた新しい機種が出てきたなあと思ってみたら、やはり中国製。
日本メーカーが以前なら作りそうなものが今は皆中国製という感じで、しかも決まったように本社所在地が広東省の深圳。新興産業の一大集積地というのがよくわかるような気がしました。

 写真の偏光サングラスも中国製、これまでの調光レンズのような、「光が当たるとスーッと色がつく」ではなく、光が当たると瞬時に色がつくサングラスです。
聞くと偏光フィルムを貼ってあるのだそうで、このような偏光フィルムは中国しか作れないのだそうです。
それにしても、このブースはマッチングアプリの宣伝もなぜやっているのだろう・・・?ちょっと不思議なブースでした。

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4.安全装備等の出展
しばらく前から、地味ながらも安全装備の出展はありましたが、今年ももちろんありました。少し紹介したいと思います。

(1)100km届く発信機
# 電製品用のCR2やCR123電池使用で1週間強電波を発信し続けるというものです。製造販売元のQUADRA PLANNINGは那覇市に本社のある会社です。
カタログを見ると、希望小売価格は5万円とのことですが、今の価格でもドリフトダイブ主体のダイビングサービスさんには「おひとつ如何?」と言いたくなる値段ですね。もっと安くなって普及すると、「1人が1基装備」の時代になるのかもしれません。

(2)工事現場御用達のファン付きベストが海に?
# しばらく前から工事現場では夏季を中心によく見る「ファン付き作業着」「ファン付きベスト」ですが、なんと本イベントにも出展していました。夏の水面休憩中に如何でしょうか、ということのようです。出展していたのは「三光白衣」、医療用や飲食業用等々の白衣、ユニフォームのメーカーです。筆者も大昔にここの製品買ったなあ・・・と懐かしくなりました。

5.日本水中フォトコンテスト
# かつての「地球の海フォトコンテスト」の後継として始まったフォトコンの初回、入賞作品を展示しておりました。表彰は会場終了後に・・・というのは「地球の海フォトコンテストと同じでした。何やら名刺大のものがテーブル上に置いてあるぞ・・・、と思って手に取ってみたら、表彰会場の入場券でした。かつて、「地球の海フォトコンテスト」の入賞作品展示会場が別料金だった頃、会場外でこのフェアの宣伝と同時に「フォトコン入場券」を配っておりましたが、その変形版といえるかもしれませんね。

6.さいごに
# 完全復活とはまだ言えないかなという状況ですが、それでも人は戻ってきた!という感じを受けました。

次回、マリンダイビングフェア2024は、2024年4月5~7日、これまでと同じく池袋サンシャインシティで開催予定です。

文責:折原 俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)