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恵比寿潜酔会のブログ
CP+2023に行ってきました
2月25日(土)に、カメラと写真映像のワールドプレミアショー・CP+2023に行ってきました。場所はこれまでと同様、パシフィコ横浜でした。
2020年は中止、2021年と2022年はオンライン開催のみだったので、実に4年ぶりの実展示でした。
これまでと違うなと感じた点は以下の通りでした。
1.入場時間は事前に指定・登録
これは混雑を極力避けるため。近年のイベント全般での「新常識」でしょう。
2.オンライン向けイベントを区別
オンライン開催とのハイブリッド開催のため、主要出展者はセミナーやステージイベントを一部オンラインに移転させたように見えました。
CP+のHPを見ると、各日の入場者は以下の通りでした。
2月23日:会場来場者数は9,468名、オンラインイベントユーザー数は40,373。
2月24日:会場来場者数は11,428名、オンラインイベントユーザー数は33,552。
2月25日:会場来場者数は9,500名、オンラインイベントユーザー数は26,941。
2月26日:会場来場者数は7,785名、オンラインイベントユーザー数は17,610。
会場来場者数の4日間総計は38,181人、新型コロナ禍前の7割弱程度でした。
オンラインイベントユーザー数が来場者数の約3倍ですが、4日連続でオンラインイベントに参加した方もいると思うので、オンラインイベント参加者の正味人数はどの位か、ちょっとわかりません。単に数だけのことで見ると、会場で展示品を見るよりイベント目当ての人が多いということかもしれませんし、ハイブリッド開催化することで、新たな参加者を獲得できたということなのかもしれません。
さて出展者はというと、主要国内カメラメーカーはリコーを除き国内全社出展していましたが、プリンター関連では、エプソンはオンラインイベントのみで出展なしと、少々寂しい感じがしました。なお、写真用品は浅沼商会、KING、エツミと主要用品屋さんはみな出展していました。
ダイバーでユーザーが多い(と思う)OM SYSTEM(旧オリンパス)で、水中機材の展示があるかなと期待しましたが、残念なことに無でした・・・。しばらく前だとTGシリーズも展示して水槽につけたりしていましたが、今回は、コンパクト機は展示すらなかったようでした。(見落としていたらすみません。)
コンパクト機の範疇とは少し違いますが、結構人が集まっていたのはinsta360。最近はGoProが高価になりすぎた感があるので、ダイビングガイドでもinsta360愛用者が増えているらしいです。と・・・、ここではカメラを水につけて展示・・・、ダイバーは嬉しい(?)展示でした。現在販売中の機種は防水ケースで耐水深50mですが、後しばらくするともう少し耐圧性能を引き上げた機種が出るらしいです。(聞き間違えだったかもしれません。もしそうだった場合はお詫びします。)
ちょっとびっくりしたのはレンズメーカーのタムロンのブース。まるでお祭りの山車のような感じでした。
レンズメーカーのブースは、試撮影コーナーはあっても全体的にはショールームのような感じがするのがこれまでの通例でしたが、これにはびっくり。
今回初めての出展だったのは、写真誌「CAPA」。日本カメラとアサヒカメラが休刊になってしまい、「カメラマン」は不定期刊行化、月間の写真誌はフォトコンテストとCAPAの2誌になってしまいましたが、CAPAは気を吐いているという感じですね。ブース内は過去表紙の一大掲載でした。見た途端、一気に20年、いや30年以上タイムスリップした感覚になりました。
今年はオリンピックもなく、サッカーワールドカップの開催年でもないので、新製品が少なめで、余計に地味だった感じがしたと思います。
次回CP+2024は、2024年2月22日から25日まで開催の予定です。またレポートしたいと思います。
文責:折原 俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)