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恵比寿潜酔会のブログ
CP+2024に行ってきました。
2月24日(土)に、カメラと写真映像のワールドプレミアショー・CP+2024に行ってきました。場所はこれまでと同様、パシフィコ横浜でした。
2023年に実展示を再開、オンラインとのハイブリッド開催になって2年目、実展示の賑わいもかなり戻ってきたように感じました。昨年と違い、入場時間の事前指定・登録は無く、登録すれば入場時間帯は自由でした。
入場証は事前に各自印刷し準備(但し当日に会場入口で印刷も可能)、アンケートはQRコードからサイトにアクセスし回答と、「ペーパーレス化」は常識のようになった感じでした。
CP+のHPを見ると、各日の入場者は以下の通りでした。(速報値なので後日修正の可能性あり)
1日目(2月22日):11,469名(昨年の1日目は9,468名)
2日目(2月23日):14,330名(昨年の2日目は11,428名)
3日目(2月24日):14,206名(昨年の3日目は9,500名)
4日目(2月25日):8,874名(昨年の4日目は7,785名)
会場来場者数の4日間総計は48,879人でした。昨年が38,181人だったので、約1万人増加していますが、新型コロナ禍前の6万人超から比べるとまだ少ないです。その分はオンラインイベントに移行したのかもしれません。(オンラインイベント参加者数は2月末時点では発表無。)
出展者は、主要国内カメラメーカーは昨年と同じくリコーを除く国内全社出展、プリンター関連ではエプソンの出展が復活、写真用品は浅沼商会、KING、エツミ、ハクバと主要用品屋さんはみな出展していました。
以下に水中機材関連を中心に報告します。
1.需要は如何に?水辺用カメラかな?
Kenkoブースにあったのは、今でもこの手のカメラを売っているんだなあ~!と思わせるようなカメラ、KC-WP06でした。「広角単焦点、3.5m防水、800万画素」と、これだけを見ると数世代以上前の防水カメラですが、自撮り用モニター装備やフルHD動画撮影機能など、最近のデジカメの機能は入っています。水辺用カメラ・スナップ専用なら需要ありと見ているのかもしれませんね。
2.今年も出展Insta360
昨年に続き、今年もそこそこの広さのブースで出展していました。昨年のレポートで「後しばらくするともう少し耐圧性能を引き上げた機種が出る」と書きましたが、その通りで、60m防水のハウジングが既に発売されており展示されておりました。
GoProが出展していないので、CP+でアクションカムといえばコレ!という感じになってきました。
3.新たなアクションカムが後しばらくで登場!
水中映像が流れているブースがあるので何処かなと寄ってみたら、SIGHTRONのブースでした。今年の6月頃に「CUBE CAM」というアクションカムを発売予定です。ハウジング無で21m防水なので、深く潜らない人ならこれで十分ですね。流れていた水中映像は大瀬崎で撮影したというものでしたが、特にフィルターなどは付けないで撮影したのか、結構緑がかった映像に感じました。仮にそうだとしても、SNSアップ用の映像ならこれで十分かもしれません。
予定価格の表示がなかったので伺ったところ、2万円台を予定とのこと。GoProやInsta360はちょっと予算上買いにくいという人は、価格差と機能および画質差を納得すればこの機種を考えるかもしれません。発売後に期待です。
4.やっと出たぞ!TG-7!
昨年は水中機材の展示がなかったOM SYSTEM、今年はどうかなあと思って覗いてみたら、TG-7が隅っこに置いてありました。「マクロ写真撮影体験コーナー」の体験用展示機種として、リングライト装着状態のものが1台でした。
以前のオリンパス当時のような「水に漬けて展示」ではありませんが、水中機材の展示が戻ってきたのは嬉しくなりました。
5.オリンピック開催年の割には地味?
新型コロナ禍以前は「サッカーワールドカップやオリンピックの開催年にあわせてカメラメーカーは新機種を出す」と言われ、これに当たる年は旗艦機種の新機種や改良機種が発売され、CP+でもメーカーブースの撮影体験コーナーは1時間超待ち、などというのがよくありました。
今年はオリンピック開催年ですが、会場出入口に掲示されていた「ワールドプレミア製品一覧」を見ても、レンズの新機種はあるものの、旗艦機種の新機種や改良機種は無く、地味に感じました。もちろん、昨年から今年にかけてカメラ新機種が出ていない訳ではないのですが。昨今の社会情勢の反映なのかもしれません。
6.ちょっと趣向が変わったかな?
これまでは結構な広さを占めていた、日本カメラ博物館のブースが非常に小さくなったので、事情を伺ったところ、カメラ映像機器工業会(CIPA)が主催であることは変わらないものの、体制が少し変わったようで、以前にあった「ジャンク市」など物販がほぼなくなりました。
あと、家族連れでも楽しめそうなものとして、プラレール巨大ジオラマがあり、走らせている車両も最新の特急車両からとうの昔に引退した名車まで多数あり、老若男女皆撮影していました。CP+がタカラトミーの宣伝の場にもなるとはちょっと想像もしていませんでした。
他に気が付いたところでは、以前は「撮影体験コーナーのモデルさん」といえば「お姉さん」ばかりだったのが、近年のジェンダー平等を受けてか、「お兄さん」も結構目立ってきたことでした。
7.復活!ミーハー写真!
では、最後にミーハー写真を少々です。
来年は2月27日(木)~3月2日(日)の開催です。またレポートしたいと思います。
文責:折原 俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)