マリンダイビングフェア2018に行って来ました。
4月7日、毎年恒例、マリンダイビングフェアに行って参りました。
例年は開場時間前に行くところ、昨年は寝坊し開場30分後に到着、今年も同じくらいでいいかなと思って家を出たら、何と地元路線が人身事故で運転見合わせ、バスと他路線の振替を受け、会場到着は開場80分後でした。
では、簡単にご紹介しましょう。
1.入口の展示
今年はマリンダイビング誌創刊50年に当たるため、創刊号を含む数点の表紙が展示されておりました。
創刊2号で、既にパラオを紹介していたそうです。
2.なじみのメーカーがない!
最近は、入口を入るとすぐ「地球の海フォトコン」の入賞作品展示を通ります。そこを抜ければ、オリンパスのブースで清水淳センセイが解説している・・・、というのが通例ですが、今年はない!!その代わりというか、広めに場所をとって展示していたのは、「世界のSEIKO」です。よく見ると天井は「PROSPEX」の垂れ幕だらけです。
筆者も1980年代中盤製のSEIKOダイバーズウォッチ・耐水深150mを今でも持っているので、ついつい眺めてしまいました。
3.IT化の波の予感
暫く前から、簡易水中通話機などが展示されていましたが、最近目立ってきたのはサーチ用機器。今回は、「search me」という救助用機器が気になりました。
例えばボートダイブでは、船長がサーチ用の端末を持ち、ダイバーは発信器を装着して潜るという使い方です。電波の到達距離は最大5km程度だそうです。端末1台で発信器20台まで対応できるそうなので、これなら大人数でのドリフトダイビングで、はぐれて漂流しても何とかなるかも、です。(HPはこちら→http://telenet21.com/search-me/)
4.腕時計式よさらば!の予感のするダイコン
ダイコンで今回気になったのが、カナダ・Shearwater製のダイコン。一つは単三型電池で動作するダイコン、アルカリ電池だけでなく、若干電圧の低いエネループなどの充電池でも動作に問題ないそうです。
もう一つは、「目の前に情報があるので腕を見なくてよいダイコン」です。レギュレータの隣になにやら望遠鏡のようなものが付いていると思って中を除くと、ダイコンの画面が!
これで、視線を落とさず状況確認可能です。ただし、目の前に絶えず物がある状態なので、ある種のストレスは避けられないかもしれません。「ヘッドアップディスプレイみたいに、マスクのガラス面に情報を投影できるようにできませんか」との要望を出してきました。
5.フランス製のウェットスーツ
ウェットスーツと言えば、国産各ブランドばかり頭に浮かびますが、今回、フランス・kalypse社の展示がちょっと気になりました。
ジャージの厚さは3、5、7ミリ、一枚のスーツの中で、異なる厚さの組み合わせが可能で、例えば上半身は5ミリだけど下半身は3ミリで、といったことが可能だそうです。また、伸縮性と着やすさには自信ありで、手首・足首ファスナーの設定はないとのことです。(HPはこちら→http://www.kalypse.fr/ja/)
6.ケージダイビング
雑誌では時々紹介される、ホオジロザメを見るケージダイビングですが、今回、メキシコ・グアダルーペのケージダイビングを、1ブースとって紹介していました。映像を見るだけでも迫力満点でした。
以上、簡単ですが、ご報告です。
文責:折原 俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)