サイパンに行ってきました。
12月7日~10日の日程で、就航したばかりのスカイマークのサイパン便で、サイパンへ行って参りました。
かつて森高千里が「サイパンに行ったわ・・・」と歌っていたのは25年以上前。その頃と比べ日本人客は1割程度に減少です。現在のサイパンへの旅行者は韓国が首位、少し前まで中国が首位でガラパンはチャイナタウンの様相でしたが、中国人客は減っていて飛行機も減便しているようです。
1.成田空港からサイパンへ
成田は第一タ―ミナル北Bカウンター、勿論ロゴ入り看板は出ていますがデルタ航空カウンターの一部借用の趣です。
本日の搭乗口は28A、バスラウンジ。ここはちょっとLCCチックです。
搭乗開始直前でざっと人数を数えると70人くらい。本日の搭乗率は5割弱でしょう。
飛行機に乗ってしまえば、その機内は国内線のスカイマーク便と異なるものはありません。
最近2年連続で定時運行率日本一のスカイマーク、本日も出発は定時でした。が・・・、午前の混雑時間帯の為に離陸順番待ち、離陸は駐機場出発から約30分後でした。
離陸後暫くで昼食です。スカイマークの機材は食事を温めるレンジを装備していないので温かい食事は出せませんが、そこはちょっと工夫、成田発は寿司弁当風の食事が「お重」で出てきます。この「お重」の調製はかつて日航の子会社だった「天下のTFK」、やってくれるなあー。飲み物の種類もコーヒー、茶、ジュースはもちろんビールもあります。このあたり、自らを「LCCではない」と言うスカイマーク、なかなか!と思わせるところです。
着陸少し前にネスレのキットカット(スカイマーク仕様!)が配られベルト着用サイン点灯、着陸は定時でした。
筆者はホテルから迎えの車が来るので乗りませんでしたが、スカイマーク便の搭乗者向けに主要ホテルやDFSに行くバスが運行されております。これなら、ガラパン付近のバジェットホテルに泊まる人もタクシーに乗らずに済みます。
2.窓の外には、未だ完成しないホテルが・・・
ホテル着後、窓外を見ると、2年半前に建設途上だった中国資本のカジノホテル「インペリアルパレス」が未だに完成していませんでした。カジノ部分は営業していますが、何やってんでしょうね?
現地在住者の話では、「中国人客が減ってきているので完成しないのでは?」との見方もあるようです。
3.ダイビング
今回は計5本潜りました。
- 12月8日午前:ラウラウビーチ×2本
- 12月8日午後:「沈船(松安丸)」
- 12月9日午前:「ナフタン」「パイプ」
ショップは2007年以降お世話になっているワンダーシーです。
かつて、サミーちゃんこと故サミュエル・ナバロ氏も一時期在籍していたショップです。
3.1 12月8日
ラウラウビーチは2017年の台風の後にアジ玉がいなくなってしまったそうで、この日も無、そのかわりと言うか、ホソカマスの群れがいて、あとは亀がでてくれました。
こちらが近づいても気にせず藻にパクつく亀さん、よっぽど空腹なんだろうなあ。
この日の3本目は西海岸のポイント「沈船(松安丸)」でした。他ショップのスキンダイビングの方が同乗でした。
3.2 12月9日
本日は12月には珍しい無風、ボートが出航してしばらくは凪でした。途中でイルカが出てくれました。(すみません。イルカの写真ありません。)
1本目のポイントはナフタン、ドロップオフとカスミチョウチョウウオのポイントです。
いつもと同じ、壁から少し離れた所にカスミチョウチョウウオが散らばって泳いでいました。ここでガイド氏が発見したのが卵を守っているオレンジフィンアネモネフィッシュでした。
2本目はパイプ、西海岸側のポイントです。最近イーグルレイシティを含め各ポイントでエイが見られないそうです。ここパイプでは見られるかもしれないということで、エントリーして待つこと約10分、エイが9枚出てくれました!一度沖に去ったと思いきや、暫く後で再登場!待ったかいがありました。
4.その他ダイビング事情など
4.1 グロット入場制限
今回、海況と風向きの都合でグロットに行くことはありませんでした。
現在、グロットに入れるのは9時から17時までとのことで、かつてよくあった「早朝グロット」や「ナイトグロット」はもはや出来ないそうです。これはダイバー以外の一般客やシュノーケリング客が増えた結果だそうです。混んでいるところに降りて行こうとすると、グロットのガードマンに止められるそうです。
これまでにはエントリー待ち1時間以上、入ったら入ったで、エキジット待ちで20分以上ということがあったそうで、これではグロット1本で半日要する感じです。
一般客とダイバーを時間帯で分ける等の案が出たそうなのですが、利害調整が上手く行かないそうです。現地ガイド氏によれば解決策は人数制限が一番良いだろうとの見方。グロットはバリカサグやシパダンのように「事前予約要・原則滞在中1回」になるのかもしれません。
4.2 ロープが切れているオブジャンビーチ
ガイドロープ1本は完全に切れていて未復旧、もう1本も切れかかっているそうで、あまり行くことができないようです。
4.3 レストラン事情
かつてに比べると日本食のお店、日本人経営のお店は減っていますが、昔からある「金八」「ふるさと」「グロット」は健在です。洋食屋さんでは「カントリーハウス」「モビーディック」は健在です。
12月8日夜に「グロット」に行きましたが、この日は満席で且つ客が全員日本人でした。このような状況は久方ぶりのことだったようです。(すみません。写真ありません。)
5.帰国
14時30分にホテルを出発し、15時前に空港着。出発40分前に搭乗開始、出発は定刻より15分程早くなりました。
帰国便内でも機内食が出ます。サイパンで調製された機内食ですが、何だかパスタがたくさん詰まったボウルなのかと思いきや、バスタを取ると、その下にはチャモロ料理の「チキンケラグエン」が入っていました。これも「お重」の一種ですね。
この日は定刻より40分程早く成田空港に到着しました。
=宿泊ホテル=
今回お世話になったのは、2007年春以降何度もお世話になっている「ひまわりホテル&STORE」です。最近、外壁が白から黄色に塗り替えられました。
現在、新館を建設中で、2020年5月頃にフロントとエレベータ部分のみ先行オープンの予定だそうです。
以上、簡単ですが報告でした。
文責:折原 俊哉(恵比寿潜酔会・懇親会系幹事)