ORIちゃんの「地球の潜り方」-その37の番外編
ORIちゃんの「地球の潜り方」-その37で昨今の装備の差を取り上げましたが、その際に予定していた、超旧式ダイブコンピュータと現在のダイブコンピュータを同時に使用した比較を行ってみました。
ここで比較するのは以下の2機種です。
超旧式:UWATEC ALADIN PRO(1992年製)
現行機:TUSA IQ-800
1日に2本潜って、その翌朝の状態の比較です。2本の概略データは以下のとおりです。
1本目:潜水開始時刻11:32・ 潜水時間53分・最大水深19.9m
2本目:潜水開始時刻13:47・潜水時間54分・最大水深19.3m
この後、翌朝8時少し前(2本目エキジットから17時間経過後)にどうなったかというと以下のとおりでした。
ALADIN PROは全ての表示が消えています。つまり残留窒素の排出も全て終わったということです。これに対し、IQ-800は残留窒素排出まであと4時間以上ある表示です。
この時から4時間たつと、その日の1本目が終わっているかいないかの時間です。1日2本のダイビングでも、窒素が少しずつ蓄積していくことになります。1日に3本潜ったらジャンジャン蓄積です。
これまでの会報やブログで「帰りの飛行機搭乗時で”搭乗禁止表示”が消えるか消えないかギリギリ」といった記事があったと思いますが、筆者はこれを見て初めて想像できた次第です。これなら、最近のダイビング誌に「長期のダイビング旅行の場合は中で1日潜らない日を作ろう・・・」という記事が出てくるわけです。
これを見て、なるほど~、と納得した次第です。
by orichan
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