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恵比寿潜酔会のブログ
マタキンへ行ってきました。
折原です。5月連休はマレーシア領ボルネオ・マタキン島へ行ってきました。マタキン島はボルネオ北東部のセンポルナからボートで約45分です。シパダン島までは80分ほどかかります。
1.何故行ったのか
これまでは成田発コタキナバル行きに乗ってもクアラルンプールを経由してもコタキナバルで一泊が必要で、あまり時間の効率が良くなく疲れそうなので、二の足を踏んでおりました。しかし昨年11月よりマレーシア航空の羽田深夜発着便でコタキナバルまで直行できるようになり、コタキナバル-タワウ間の国内線との乗り継ぎも往路復路共に1時間強と非常によくなりましたので(そのかわり成田発着ツアーより少し高いですが)、行くことに決めたのでありました。
2.どんなダイビングポイントか
水中写真がないので非常に申し訳ないのですが、マタキン島近辺のポイントは移動時間が多くの場合20分以内と近く、マクロポイントもあれば珊瑚のきれいなポイントもあります。また、ハウスリーフもすばらしく、観光写真などで見かけますが「桟橋下のアジ玉」や亀も見ることができます。この時期は雨もさほど多くなく、また海も穏やかな日が多かったので、明るい海の中を存分に楽しめました。
シパダン島への日帰りダイビングトリップは1週間に2日ないし3日程度開催されますが、長期滞在でない限り1滞在中に行けるのは1回でしょう。入域人数制限により催行できない場合もあるので、予約時にシパダン島ダイビング希望を伝えておきました。筆者はダイビング最終日にシパダン島で潜りました。
あまりシパダン島行きにこだわらなくても、マタキン島近辺でも十分に楽しめます。あまりガツガツ潜らずに、ゆったりと楽しみたい方にはお勧めです。ガツガツ潜りたくなれば、ハウスリーフでサンセットダイビング(ガイド無)なども可能です。
3.リゾートについて
マタキン島のリゾート名は「リーフ・ダイブ・リゾート」と言い、ダイバーのためのリゾートですが、宿泊客はダイビング客ばかりではありません。シュノーケリング客もいればビーチでのんびりの方もいます。また、規模は小さいですがジャングル・トレッキングも開催されています。この他、このリゾートでは海亀保護にも取り組んでいます。ただ・・・このリゾート内はコモドドラゴンのミニチュア版くらいの大トカゲがのっしのっしと歩いています。爬虫類が苦手な方は見ない方がよいでしょう。
ホテルのフロント係員は宿泊客の滞在中の予定は大体頭に入れているようで、シパダン行き前日にフロントに立ち寄った際には「ミスター・オリハラ、明日はシパダン行きですね。」と声をかけられました。
このリゾートで少し変わっているなと思ったのは食事です。リゾートの食事というと、朝はビュッフェで昼と夜はアラカルトとする例や、三食ともビュッフェの例が結構多いと思うのですが、ここは朝がアラカルト、昼と夜がビュッフェでした。朝食はアメリカン、コンチネンタル、マレーシアの中から選択で、前日の昼食時または夕食時にオーダーシートに記入する仕組みです。アラカルトメニューの数はそれなりにあるので、長めの滞在でも毎朝違うメニューにすることが出来ます。なお、食事をするテーブルはあらかじめ決められています。
あと、このリゾートでは、最も安い部屋(筆者が泊まった部屋)にはテレビはありません。
この他気が付いたのは、中国人団体客です。大挙してやってきて、夕食時には酒盛りが始まります。良くも悪くもとても賑やかでした。
4.その他
(1)羽田-コタキナバル間の機材
機材はB737-800型機です。成田-コタキナバル線当時より小型になりましたが、この機材はB737-800でも最新の「ボーイング・スカイ・インテリア」と呼ばれるLEDを用いた照明を採用した機材です。LEDなので、暖色系照明も寒色系照明も自由自在です。また、オーバーヘッドビン(頭上の物入れ)も従来より大型化されています。(※機材変更でこの内装でない機材になる場合もあります。)
「ボーイング・スカイ・インテリア」装備のB737-800型機ですが、日本でもスカイマークが間もなく導入する他、スカイネットアジア航空(7月1日より「ソラシド エア」にブランド名変更)が今夏より導入予定です。
(2)コタキナバル空港での乗り継ぎ
コタキナバル空港には2つの旅客ビルがあります。国際線が発着する旅客ビルは新しくてきれいなのですが、案内表示が一部分かりにくく、旅客動線もあまりよくない部分があります。過去何回も来ている方に伺ったところ、旧旅客ビル当時の方が分かりやすかった部分があるとのことです。
(3)接続国内線
冒頭で「乗り継ぎも往路復路共に1時間強」と書きましたが、これは旅行会社によって異なるようです。
復路はどの旅行会社でも同じようで、1時間強の乗り継ぎですが、往路は旅行会社によって異なるようです。往路に1時間強で乗り継げるのは、MASwingsという会社が運行(マレーシア航空便名で運行)するプロペラ機です。これではなくマレーシア航空本体が運行するジェット機便の場合、午後1時過ぎの便まで6時間ほど待つことになります。筆者と同じプロペラ機便の方もいれば、予約時期が筆者よりもかなり早いのに午後1時過ぎの便で来た方もいました。MASwings運行便を使うか使わないか、旅行会社で違いが出るようです。(午前7時頃にマレーシア航空のジェット機便がありますが、羽田発便ではこの便には乗り継げません。)
MASwingsが運行するATR72-500型機(タワウにて)
5.さいごに
この旅行中に米軍がウサマ・ビンラディンを殺害しました。このため、イスラム過激派の活動が活発化し今後危険度の引き上げがあるかもしれません。いい時期のうちに行ってきたなと思っています。
by Orichan (※5月17日に一部修正しました。)